株式会社コベルコE&M様

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既設設備のメンテナンスやカスタマイズに必要な
過去資料(既設図面・過技術資料等)の検索を効率化。
1人あたり月間5時間以上の工数削減を実現

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お客様概要

お客様名 株式会社コベルコE&M
今回の取材に
ご協力頂いた皆さま
機電事業部 計電本部 制御技術部 圧延エンジニアリング室 生田 晴都 様
機電事業部 計電本部 制御技術部 第一電気制御技術室 髙須 浩輔 様
導入製品 Neuron Enterprise Search
導入時期 2023年

取り組みの背景について、教えてください。

取り組みの背景

目的の資料がなかなか見つからず直接現場の書庫に足を運んで探すなどの無駄が発生

今回の取り組みの背景には、過去の資料の検索に関する大きな課題がありました。

具体的には、既設設備のメンテナンスやカスタマイズの際に、既設図面や過去の技術資料を探す必要がありますが、社内のファイルサーバから目的の資料を見つけることができず、最終的には現場の書庫に直接足を運んで確認するなど、無駄な時間が頻繁に発生していました。

ベテラン社員の退職に伴うノウハウへのアクセスに時間を要していた。ゼロから資料を作り直す無駄も発生

特に、ベテラン社員が遂行していた膨大な案件データがサーバ内に点在している状況のため、彼らの退職に伴い、各種ノウハウへのアクセスに時間を要していました。

そのため、ゼロから設計を行う方が早いと判断し、図面を作り直した結果、最大で1週間分の作業時間を無駄にするケースも発生していました。こうした状況は、若年層の社員の「生産性」を低下させる要因となっていたのです。


Neuron ESを導入したきっかけについて、教えてください。

導入のきっかけ

オンラインセミナーへの参加がきっかけ

「Neuron ES」導入の直接的なきっかけは、全社的なDX推進の一環としてではなく、ブレインズテクノロジー社のオンラインセミナーに参加し、Neuron ESの「全文検索機能」の活用事例を知ったことでした。

以前から過去資料の検索に課題を感じていたため、他のツールも検討していましたが、オンプレミスのサーバに対応していなかったり、手動でのタグ付けが必要だったりといった制約があり、導入には至りませんでした。

絶対に必要という強い信念があった

「Neuron ES」を選定した理由は、「ユーザーの手間をかけずに自動でインデックスを作成できる機能」と、ITに不慣れな利用者でも直感的に操作できる「シンプルなUI」を高く評価したためです。

私たちは、このツールが生産性を上げるには“絶対に必要”という強い信念のもと、導入に向けて積極的に推進しました。

全社的なトップダウンのDX活動ではなく、現場の課題解決を目的としたボトムアップのアプローチ

導入プロセスでは、想定よりも多い文書数に一度は手間取ったものの、「Neuron ES」をインストールするサーバのスペックを適切に設定したことで、十分なパフォーマンスを得ることができました。また、社内への周知活動を徹底した結果、一定の理解を得られた点も成果のひとつです。

今回の取り組みは、全社的なトップダウンによるDX推進ではなく、現場の課題解決を目的としたボトムアップ型のアプローチであったことも、大きな特徴だと考えています。

導入後は、社内から「Neuron ESで検索したらすぐに資料が見つかった」といった嬉しい声も聞かれました。


具体的な導入状況・導入後の評価について、教えてください。

導入状況・導入後の評価

1人あたり月間5時間以上の工数削減を実現

導入後は、1人あたり月間5時間以上の工数削減を実現しています。

また、資料を探すために現場の書庫へ赴く機会もほとんどなくなり、移動にかかる時間の削減にもつながっています。

ベテラン社員の退職に伴うノウハウ喪失のリスク低減にも貢献

また、過去の設計図面が見つからず、ゼロから作り直していた業務においても、「Neuron ES」により過去資料の流用が可能となり、最大で1週間の作業時間を短縮できた事例もあります。

さらに、ベテラン社員の退職に伴うノウハウ喪失の懸念についても、過去資料へのアクセスを容易にすることでそのリスクを軽減し、若年層の社員の生産性向上にも貢献しています。

インタビュー時の様子


今後の展開について、教えてください。

今後の展開

利用部門の拡大も検討

今回の導入は全社的なDX推進とは異なるボトムアップの取り組みですが、「DX活動をやっててよかった」と思えるようなポジティブな意見も寄せられています。今後はさらなる認知向上と利用促進を図る予定です。

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