DXを通じた全社的な業務効率化への取り組みとして「Neuron ES」を導入
資料探しにおいて1件あたり30分~2時間の工数削減を実現
お客様概要

お客様名 | キオクシア株式会社 |
今回の取材に ご協力頂いた皆さま |
キオクシア株式会社 IT推進部 IT戦略担当 参事 岸本 真迪 様 キオクシア株式会社 IT推進部 IT企画担当室 鎌原 秋 様 |
導入製品 | Neuron Enterprise Search |
導入時期 | 2019年 |
取り組みの背景について、教えてください。
取り組みの背景
DXを通じた全社的な業務効率化への取り組み
2015年ごろ、東芝メモリ時代の話になりますが、DXを通じた全社的な業務効率化への取り組みが行われていました。
その中で、各個人の業務で何に時間をかけているかを具体的に把握するため、工場の従業員約1,500名を対象に、1週間にわたり15分間隔で業務内容を詳細に記録してもらいました。収集した膨大な記録を分析した結果、情報収集に多大な時間が費やされていることが判明しました。これが今回の取り組みの背景となっています。
従業員間の連絡手段はメールがメイン。故にメールがメールが届かないと資料の所在すら把握できない
弊社では従業員間の連絡手段としてメールを主に使用していたため、メールが届かないと資料の所在すら把握できない状況でした。従業員は毎日日報を作成していますが、引き継ぎ事項など重要な内容が書かれていても検索の手段がなく活用できていませんでした。
また、オンプレミスのファイルサーバ、SharePoint、社内Wikiなど複数の情報保管場所を利用しているため、情報収集時に一括検索ができず、大きな手間がかかっていました。

Neuron ESを導入したきっかけについて、教えてください。
導入のきっかけ
ITコンサル会社から「Neuron ES」を紹介してもらったのがきっかけ
そこから約3年後の2018年に社内情報インフラの設計機会が訪れました。その際、従業員が情報収集に多くの時間を割いているという先の調査結果を思い起こし、改めて課題解決の必要性を強く感じたため、複数のITコンサルティング会社に相談しました。
いくつかの製品やサービスをご提案いただく中で、ある1社から企業内検索システム「Neuron Enterprise Search(以下Neuron ES)」をご紹介いただきました。
厳しいセキュリティ要件もクリア
一般的に半導体業界は情報セキュリティに厳しいと言われています。そのような環境下で、完全オンプレミス構築が可能かつ豊富な実績を持つ「Neuron ES」は、弊社のセキュリティ要件を満たす信頼できる製品だと考えています。

具体的な導入状況・導入後の評価について、教えてください。
導入状況・導入後の評価
資料探しにおいて1件あたり30分~2時間の工数削減を実現
従来は目的の資料を探す際、複数のデータストレージを検索したり関係者に問い合わせたりして多くの時間を要していました。「Neuron ES」導入後は、これらを一括かつ横断的に、ファイルの中身まで含めて検索できるため、資料探しにおいて1件あたり30分~2時間の工数削減を実現していると考えています。
ファイルを開く手間も省略
ファイルサーバやSharePointに保存された資料を確認する際は、通常ファイルを開いて詳細を把握する必要があります。しかし「Neuron ES」のプレビュー機能により、ブラウザ上でそのまま内容を確認できるため、ファイルを開く手間を省略でき、組織全体の業務効率化に大きく寄与しています。

取材時の様子
今後の展開について、教えてください。
今後の展開
「Neuron ES」が社内のデジタル空間の窓口として利用できるのではないかと期待する
記憶しておきたいページや資料がある場合、多くの人はブラウザのブックマーク機能を使います。しかし「Neuron ES」のような検索システムがあれば、ブックマーク不要で検索だけで目的の情報にすぐ辿り着けます。さらに、オンプレミス・クラウドを問わず多様なデータストレージを一括検索できるため、「Neuron ES」が社内のデジタル空間の窓口として利用できるのではないかと期待しています。
利用部門の拡大も検討
今後は利用部門の拡大も視野に入れています。まだ情報収集に時間がかかっていることを課題だと認識していない方も少なくないため、引き続き共感を得られるような働きかけが必要だと考えています。
また今後も検索対象ストレージの拡充や生成AI連携などについて、情報交換いただけると幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。
※記載されている社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。