岡谷鋼機、岡谷機電、ブレインズテクノロジー、オプテージの4社共同によるローカル5GとAI異常検知ソリューション「Impulse」を活用したソリューションの実証実験を実施

2023年1月24日

岡谷鋼機株式会社(取締役社長:岡谷 健広、本社:愛知県、以下「岡谷鋼機」)、岡谷機電株式会社(取締役社長:布目 和也、本社:愛知県、以下「岡谷機電」)、ブレインズテクノロジー株式会社(代表取締役社長:濱中佐和子、本社:東京都、以下「ブレインズテクノロジー」)、株式会社オプテージ(代表取締役社長:名部 正彦、本社:大阪府、以下「オプテージ」)は、第5世代移動通信システム(5G)を活用したローカル5GシステムとAI異常検知ソリューション「Impulse」を用いた外観検査、作業分析の共同実証実験を実施いたしました。

1.実証実験内容
大容量の上り通信のトラフィックを必要とするソリューションが、ローカル5G環境下で利用可能か、また本検証から見える現在のローカル5Gが抱える課題の洗い出し、解決策の検討を実施しました。

2.各社の主な役割
<岡谷鋼機> 製造現場を中心としたユースケースにおける全体ソリューションの企画及び推進
<岡谷機電> 産業用カメラを使用したデモ環境構築、外観検査における光学条件の設計
<ブレインズテクノロジー> AI異常検知ソリューション「Impulse」の提供、外観検査、作業分析アプリケーションの設計
<オプテージ> ローカル5Gネットワーク構築、接続検証の実施

3.製品・ソリューション紹介および実証実験結果
AI異常検知ソリューション「Impulse」は機械学習技術の実用化を目的に、2014年市場に先駆けてリリースされ、数多くのお客様の「現場で鍛え上げられた」異常検知ソリューションです。
ものつくりや保全にかかわる、複雑で膨大なセンサーや音声や画像、動画などのデータを収集・可視化する基本機能に加え、従来の閾値ベースの管理では発見できない異常や未知の異常を検出することで、これまで対応困難であった業務課題に対し、機械学習を武器に新たなアプローチで現実解を導きます。

図1:Impulse概念図及び実証実験対象

実証実験では、目視検査や不良品判定などの業務を画像と最新のアルゴリズムを用いて正確かつスピーディーに行う「外観検査アプリケーション」と、人の手による作業の品質監視やパフォーマンス分析をAIを利用した動画認識技術で自動化する「作業分析アプリケーション」を採用し、ローカル5Gネットワークとの接続検証を行った結果、いずれも問題なく動作いたしました。

図2:システム構成図

実証実験で用いたソリューションは、現在OPTAGE 5G LAB<https://optage.co.jp/5g/>にて展示しております。

デモ展示の様子

製品の詳細については、以下のWebサイトをご覧ください。
AI異常検知ソリューション「Impulse」 – ブレインズテクノロジー

4.各社紹介
岡谷鋼機株式会社
『ものつくりに貢献するグローバル最適調達パートナー』を企業理念に、鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の事業分野で原材料から機械設備まで幅広く取り扱う産業材の商社です。
エレクトロニクス本部では、デジタル技術(DX)を活用した新たなビジネスモデルの推進をしています。

岡谷機電株式会社
産業用途の電機製品の販売および設計施工を展開する技術商社です。近年では、環境省エネ分野をはじめとした社会インフラにも大きくその裾野を広げ、製造設備、周辺機器、システム構築まで、『ものつくり』のすべてを扱い、さまざまな環境に配慮した取り組みを行っております。

ブレインズテクノロジー株式会社
ブレインズテクノロジーはAI(Artificial Intelligence:人工知能)分野の技術を軸に、先端オープンテクノロジーを活用したITサービス(AI異常検知ソリューションImpulse、企業内検索システムNeuron ES)をエンタープライズ企業向けに提供しています。

株式会社オプテージ
関西一円に構築した光ファイバーネットワークを基盤に高品質で低価格なサービスを提供する電気通信事業者です。
OPTAGE 5G LABでは、企業向け見学会および5G端末や5Gアプリケーションとの接続検証を実施しており、ローカル5Gの発展を推進しています。