ブレインズテクノロジー、デンソーにて「Impulse 作業分析アプリケーション」の導入に向けた技術検証を開始

2022年11月29日

〜AIを活用した、外観検査工程の作業のばらつき低減や品質の向上に向けて〜

 

ブレインズテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:濱中佐和子、以下ブレインズテクノロジー)は、株式会社デンソー(以下デンソー)において、小型カメラ上でAI処理を行う作業分析ソリューションの導入に向けた検証環境の構築および実証実験を開始いたしました。

近年、生産現場ではロボットによる自動化が進むなかで、組立作業などの複雑な作業工程については、依然として人による作業が行われています。人による作業は、柔軟性や対応力が高いといった性質を持つものの、習熟度の違いによる精度のばらつきや手順漏れなどを防ぐのが難しいとも言われています。また、働き手が高齢化する中で、作業時の姿勢や作業手順が人体に余計な負荷をかけていないか計測をし、改善するといった分野も注目されています。

これらの課題に対し、ブレインズテクノロジーでは、2021年より「Impulse作業分析アプリケーション」を開発・提供し、すでに複数社での本番利用、検証利用が進んでいます。そしてこの度、i-PRO社との協働を通じて、デンソーでの自動車部品の外観検査工程における作業分析への検証利用を開始しました。

本検証では、i-PRO社が提供する小型カメラ「i-PRO mini」のデバイス上で「Impulse作業分析アプリケーション」のAI処理を実行し、自動車部品の外観検査工程における、作業のばらつきの低減や作業品質の向上を目的とした分析を行います。

AIによる処理をGPUサーバからエッジカメラに移譲することにより、サーバの費用とスペースが不要となる、構成がシンプルとなり様々な場所で展開しやすい、複数セルに設置されたカメラの統合管理が行いやすいなどのメリットが生まれます。

Impulse作業分析アプリケーション「検証構成」


Impulse作業分析アプリケーション
Impulse作業分析アプリケーションは、製造・生産現場をはじめとする人の作業をカメラで撮影し、そこから得られる動画データ(物体や人間の骨格の動き)をAIによって分析することで、作業時の手順や動作おける”いつもと違う”を検知します。製造・生産現場における品質の改善や業務効率化、作業員の負担軽減などに貢献するアプリケーションです。

▼Impulse作業分析アプリケーション紹介ページ
https://www.brains-tech.co.jp/impulse/work-analysis/


ブレインズテクノロジー株式会社について
ブレインズテクノロジーは「企業活動の継続性と生産性の劇的な向上に貢献する」ことをミッションに、「企業がデジタル変革を加速するためのAI」を実装するソフトウェアサービス(Impulse、Neuron ES)を提供しています。
企業知の創造を支援する想いを込めて、2012年3月に「Enterprise Intelligence(エンタープライズ・インテリジェンス)」を商標登録(第5472937号)しています。

名称  :ブレインズテクノロジー株式会社
代表者 :代表取締役 濱中佐和子
設立  :2008年8月8日
URL  : https://www.brains-tech.co.jp


※i-PRO、i-PRO miniは、i-PRO株式会社の登録商標です。
詳細は https://cwc.i-pro.com/pages/i-pro-mini-lp をご参照ください。