2021年11月18日
ブレインズテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、 代表取締役:濱中佐和子)は、 IDC社が発表した調査レポート2021年10月『2021年 国内MLOps市場動向:ユーザー企業の本格的な導入に向けて』(JPJ47047021)においてMLOpsソフトウェア/サービスを提供するITベンダーの一つとしてレポートされました。
https://www.idc.com/jp/?document=JPJ47047021
本レポートで、 IDC社はMLOps(Machine Learning Operations)とは、 機械学習の開発や運用に携わるユーザーの作業負荷を最小限に抑えて、 機械学習の開発/運用の生産性向上を図る機能やソリューションであり、 ユーザー自らが提供されるセルフサービスを介してシステムと双方向にやり取りするような半自動化(セミオート)のスタイルを含め、 開発から運用まで3つの工程(特徴量エンジニアリング、 機械学習、 運用)で構成される機械学習のライフサイクルで自動化された機能を提供するソフトウェアプラットフォームであると定義しています。
【機械学習のライフサイクル】
(出展: IDC Japan, October 2021)
本年度のレポートは、 昨年度の2020年9月に発行された調査レポート『2020年 国内AIシステム市場機械学習の自動化の動向:MLOpsの取り組み』(JPJ45702020)のアップデート版の位置づけになります。 昨年度のレポートでは、 MLOpsや周辺のAI技術を提供するITベンダー企業として、 国内外のグローバル企業併せて7社が掲載されていますが、 本年度はブレインズテクノロジーを含む国内外のグローバル企業4社が新たに取り上げられています。 (なお掲載している企業は同ソフトを提供するITベンダーの例であり、 シェアを表現するものではありません)
ブレインズテクノロジーの主力サービスであるImpulseの特徴は、 特定の業界にフォーカスし実用的なMLOps一連のプロセスを提供している点にあるとされています。 Impulseに接続された動画、 静止画、 音声、 センサー、 テキストなどの各種データは、 データの特性に応じて様々な特徴量に変換され、 Impulseが提供するアルゴリズムが自動選択されます。 これらは異常検知モデル構築装置、 異常検知モデル構築方法及びプログラムとして特許化(特許第6315528号)されています。 また、 モデルをチューニングにする上でデータや精度情報から適切なチューニング方法をAIが推薦し改善を促したり、 学習履歴を活用することで「学習の仕方を学習」し、 高速に高精度なモデル管理・展開を実現したりと、 本番環境でモデル運用するまでのプロセスをカバーしています。
また、 調査の中で事業特徴からMLOpsソフトウェア/サービス提供ベンダーを「機械学習エンジニア起点」「アナリティクス起点」「クラウドサービス起点」「ユースケース起点」「ハードウェア起点」に区分しています。 Impulseは、 LOB(Line of Business)の業務領域においてビジネスアプリケーションでは対応しきれず、 人間がマニュアル作業を介して随時収集したデータを活用し、 分析や高度な予測を行ってインサイトを得ていた業務プロセスを標準化/自動化し、 予測の手段として機械学習を取り入れたワークフローを支援するということから「ユースケース起点」に該当するとされています。
ブレインズテクノロジーは、 今後も企業のすべてのプレイヤーが機械学習のライフサイクル全体を通じて協業しながらImpulseを効果的に活用し、 開発から本番稼働までの時間短縮とコストを抑制して継続的に事業価値を創出することを支援して参ります。
※出典:IDC Japan, 2021年10月「2021年 国内MLOps市場動向:ユーザー企業の本格的な導入に向けて」(JPJ47047021)
※記載されている会社名、 製品名は、 各社の登録商標または商標です。
■IDCについて
International Data Corporation(IDC)は、 ITおよび通信分野に関する調査・分析、 アドバイザリーサービス、 イベントを提供するグローバル企業です。 50年にわたり、 IDCは、 世界中の企業経営者、 IT専門家、 機関投資家に、 テクノロジー導入や経営戦略策定などの意思決定を行う上で不可欠な、 客観的な情報やコンサルティングを提供してきました。
現在、 110か国以上を対象として、 1,100人を超えるアナリストが、 世界規模、 地域別、 国別での市場動向の調査・分析および市場予測を行っています。IDCは世界をリードするテクノロジーメディア(出版)、 調査会社、 イベントを擁するIDG(インターナショナル・データ・グループ)の系列会社です。
■ブレインズテクノロジー株式会社について
ブレインズテクノロジーは、 「企業活動の継続性と生産性の劇的な向上に貢献すること」をミッションに掲げ、 企業がデジタル技術による業務やビジネスの変革(DX)を加速するためのAIを実装する、 エンタープライズAIソフトウェア事業を展開しています。
企業知の創造を支援する想いを込めて、 2012年3月に「Enterprise Intelligence(エンタープライズ・インテリジェンス)」を商標登録(第5472937号)しています。
名称 :ブレインズテクノロジー株式会社
代表者 :代表取締役 濱中佐和子
設立 :2008年8月8日
URL : https://www.brains-tech.co.jp
■Impulseについて
Impulseは、 複雑で膨大なセンサデータや動画像などを収集・可視化することができる基本機能に加え、 従来の閾値ベースの仕組みでは発見できない障害の検知や、 不良品の検出、 要因の追究など、 これまで対応困難であった諸問題に対し、 機械学習を武器に新たなアプローチで現実解を導いていおります。 近年では、 Amazon Web Services,Inc.(本社:米国ワシントン州シアトル)の「AWS Industrial Software Competency Partner」など、 国内外で高い評価を受けています。
詳細は、 https://www.brains-tech.co.jp/impulse/ をご覧ください。