お客様名 | 三建産業株式会社様 |
今回の取材に ご協力頂いた皆さま |
管理本部 業務改革支援室 室長 三好 祐司 様 技術本部 副本部長 兼 テクニカルセンター長 籔本 博俊 様 技術本部 テクニカルセンター 花岡 奈保子 様 |
導入製品 | Neuron Enterprise Search |
導入時期 | 2021年6月 |
当社は創業75年(取材当時)の会社で、工業炉のエンジニアリング実績を積み重ねてきました。しかしながら、そのノウハウは属人的な状態となっており、思うように活用できていませんでした。
具体的には、過去に類似資料を作成しているにも関わらず、その資料の存在を知らないため新たに作成してしまうといった課題がありました。
ファイルサーバの中を検索するには、Windowsのエクスプローラを利用するほかありませんでした。そのため、検索に時間がかかったり、ファイルの中身まで検索できず、目的の資料にたどり着けないなどの課題もありました。
このような課題を解決するために、当初はファイルサーバの中身の整理を考えていましたが、ファイルの要不要の判断や適切な命名などは、現場の担当者ですら判断が難しく時間もかかることから、ファイルサーバの整理ではなく、いかにデータを活用できるかに着目して解決策を探るようになりました。
データの活用に着目して情報収集を行っていたところ、企業内検索システム「Neuron ES」をインターネットで発見しました。
類似製品との比較も行いましたが、当社の活用範囲において機能面で全く差がないにも関わらず、コストパフォーマンスに優れていたため「Neuron ES」を選定いたしました。
また、導入前から我々の要望に丁寧に対応、及び導入支援から本稼働後までフォローしていただいたおかげで、滞りなく導入することができました。
これまで行っていたエクスプローラでの検索と比較して検索スピードが圧倒的に速く、欲しい情報に短時間で辿り着くことができるようなりました。計画値ベースではありますが、一日あたりの検索回数と当社の営業日を掛け合わせると、月間で230時間以上もの業務時間の削減に繋がっています。
また、設計担当者が過去に作成した資料を営業担当者でも検索できるようになったので、社内での問い合わせ工数も削減できています。
さらに、若手社員が自ら社内のノウハウをこの「Neuron ES」で検索して、自己解決に至るシーンなども増えています。
従業員に活用してらもうために具体的な業務での検索例を資料として展開した
当社は工業炉における生産設備の受注生産を行っているため、過去の類似案件で作成した資料を参照するケースが非常に多いです。「Neuron ES」によって、ファイル名だけでなく、資料の中身までを検索対象にできるため、積算業務や提案資料の作成業務に特に役立っています。
また技術部門では、AutoCADのデータを参照することも多いので、それらを検索対象にできる※ のも嬉しいポイントです。
※dwg形式のAutoCADファイル(ver2012年以前)のみ対応
現場でも当初の想定以上に活用できていると感じていますが、現在はファイルサーバしか検索対象でないため、社内にある情報の一部しか検索できていません。今後はファイルサーバだけでなく社内の業務用システムや各種クラウドサービスなど検索対象を拡大し、業務効率化を実現したいと考えています。
※API連携オプションにより、各種主要なクラウドサービスを検索対象にしていただくことも可能です