お客様名 | 西松建設株式会社様 |
取材協力 | DX戦略室 DX企画部長 兼 データ活用課長 増田 友徳 様 DX戦略室 DX企画部 データ活用課係長 小井出 祐一 様 |
導入製品 | Neuron Enterprise Search |
導入時期 | 2022年9月 |
取り組みの背景には、弊社が掲げるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進にあたり、文書の電子化、共有化、管理の効率化を目的とした全社的なクラウドストレージ「Box」への移行がありました。
Box移行後の次のステップとして、Box内に格納された文書ファイルの ”全文検索” を可能とする検索システムの導入による、検索作業の効率化・社内ナレッジの活用促進が必要になると考えました。
Box標準の検索機能では、基本的にファイル名が優先されるため、必要とする文書にすぐに辿り着けないという課題がありました。
特に施工計画書や技術論文などの文書を扱う建築・設計部門からの要望もあり、課題解決のための検索システムの検討を開始しました。
Boxを対象とした検索システムについて情報収集したところ、インターネットにて「Neuron Enterprise Search(以下、Neuron ES)」を見つけました。
他にもいくつか企業向けの検索システムを探しましたが、当時、機能面として必須要件であったBoxの全文検索ができるのは「Neuron ES」だけであったのが決め手となりました。
また、導入時のサポートや金額面での調整など、柔軟な対応をしていただけたことも好印象でした。
利用状況のダッシュボード画面
要望があった建築・設計部門だけでなく、様々な部署・職種の方々に利用されている
※ダッシュボードは西松建設が独自で作成
導入後は、当初要望のあった建築・設計部門だけでなく、部署・職種、外勤・内勤問わず幅広い社員に「Neuron ES」を使ってもらっています。
特にBox標準の検索と比較しても検索結果が出るまでのスピードが早く、体感としては一瞬で表示されるため、検索結果が出るまで待つ必要が無いです。
また、検索結果の候補が多い場合には、さらにファイルの取得元(フォルダ)やファイル形式(拡張子)などで絞り込めるため、欲しい情報に効率良く辿り着くことができるようになりました。
管理や運用の側面でも、日々の更新はサーバ側で自動更新されますし、「Neuron ES」の利用状況も管理画面から確認できるため、導入後の運用負荷がほとんどかからないのも嬉しいポイントです。
取材時の様子:西松建設本社会議室
(虎ノ門ヒルズビジネスタワー)にて
今回の「Neuron ES」の導入に伴い、Box内にナレッジ共有用のフォルダを新たに作成し、現在はそこだけを検索対象にしています。そうすることで、不要なファイルにアクセスしてしまうことを防ぎ、共有すべきナレッジにすぐに辿り着けるようになりました。
Neuron ESの導入とフォルダ整理の工夫により、文書ファイルをBox上の共有フォルダにアップさえすれば、それがきちんと検索でヒットするようになったためか、利用する従業員の中で、文書(=ナレッジ)をしっかりと残していく風土が生まれているようにも感じます。
現在社内における「Neuron ES」の普及活動として、以下を実施しています。
今後さらに利用が進むようこうした普及活動にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。