お客様名 | 大和ハウス工業株式会社様 |
今回の取材に ご協力頂いた皆さま |
大和ハウス工業株式会社 情報システム部 米田 徳幸 様 芥田 貴之 様 |
導入製品 | Neuron Enterprise Search |
導入時期 | 2020年6月 |
取り組みの背景には、弊社が掲げるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進にあたり、全社的な「情報共有・連携」を密にするため、社内の情報伝達の強化、ナレッジ共有を目的とした再編成を進めたことがあります。
その中のひとつにクラウドストレージ(SharePoint Online)への移行がありました。移行を進めるにあたり、新旧ストレージが混在する問題があり、これらを横断的に検索できるツールを求めていました。
また、クラウドストレージ(SharePoint Online)標準の検索機能では、全文検索や横断検索など、求めている十分な検索が行えなかったこともあり、それらを解決する精度の高い検索システムを探す必要がありました。
特に技術文書などの検索に重きを置いている、設計・施工部門からの要望もあり、課題解決のためのツールの検討を開始しました。
こうした課題を解決するツールを探していたところ、ITベンダーの方からブレインズテクノロジー社の企業内検索システム「Neuron Enterprise Search」をご紹介いただきました。
また、いくつか自然言語処理のツールを検討しましたが、検索結果のスピード・精度・ユーザビリティの面において「Neuron Enterprise Search」が非常に優れていたため、それらが導入の決め手となりました。
また導入時のフォローやサポートについても素早くご対応いただけたため問題なく導入ができました。
導入後は、営業職・技術職・事務職など、部署・職種問わず幅広い従業員に「Neuron Enterprise Search」を使ってもらっています。
特に、現在はクラウドストレージへの移行期であるため、従業員が新旧どちらのストレージにファイルが保存されてるかを意識する必要もなく、しかもスピーディに目的のファイルを見つけられるようになったため、以前と比べて利便性自体も高くなったと感じています。
また、SharePoint Online標準の検索では精度が不十分であった全文検索※ にも対応したので、社内規定やマニュアル、申請書といった書類を検索するのにも役立っています。
※全文検索:ファイル内のすべての文章を対象とする検索のこと
今回の導入では、SharePoint Online上の検索性能を単に向上させただけでなく、従業員への通達(連絡)に利用する社内業務システムを刷新する際に「Neuron Enterprise Search」を検索エンジンとして組み込みました。
NeuronとのAPI連携イメージ
これによって検索精度が向上しただけではなく、添付ファイルの全文検索も可能となりました。こうしたAPI連携の機能が提供されていることで、検索を軸とした新たな可能性や価値の創出ができるのも面白いと感じています。
検索システム導入によって改めて感じたのは、”仕事のテンポを止めない”ことの重要性です。やはり業務を行う中で、必要な情報や資料の検索に時間がかかってしまうと、本来時間をかけるべきことに時間が使えないだけでなく、仕事にもテンポが生まれにくく、結果として生産性の低下にも繋がるのではないかと思っています。
引き続き、社内でより多くの従業員に利用してもらえるよう啓蒙活動を行いたいと思います。また検索対象や検索結果のチューニング、データベースのインデックスの作成などさらに活用を広げていきたいと考えています。