お客様名 | パナソニックグループ |
今回の取材に ご協力頂いた皆さま |
パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 情報システム本部 経営管理システム企画部 部長 礒井 正義さま パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社 マーケティングDXソリューション事業部 CXソリューション部 国内WEBマーケティングシステムチーム チームリーダー 荒河 智美さま パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社 マーケティングDXソリューション事業部 CXソリューション部 デジタルマーケティングシステムチーム 村上 巧輝さま パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社 マーケティングDXソリューション事業部 CXソリューション部 国内WEBマーケティングシステムチーム 安田 卓也さま パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社 マーケティングDXソリューション事業部 CXソリューション部 部長 豊田 逸平さま |
導入製品 | Neuron Enterprise Search |
導入時期 | 2021年7月 |
導入のきっかけとなった背景は、2022年4月からパナソニック全体として「事業会社制」と呼ばれるグループ経営に移行し、各事業会社の推進力を高めるための取り組みを模索していたことでした。
その中で、各事業会社の社内ポータルサイトがスマートフォンなど多様化するデバイスでは閲覧しづらい、そもそもポータルサイトがグループ内で乱立し、欲しい情報に素早く辿り着けないなどの声もあり、全社共通の社内ポータルサイトの立ち上げに至りました。
従業員向けの社内ポータルや広報サイト、ブログ、業務システムなどは、はっきりとした数は分かりませんが、グループ全社で150〜200ほど存在すると思います。
各サイトごとにデザインや情報の構造も異なるため、参考となる情報や利活用できる情報が掲載されていたとしても、ほとんどが埋もれている状態でした。もちろん各サイト内には検索窓が設置されていたりもしますが、そもそも欲しい情報がどのサイトに載っていたかを思い出すことができなければ、辿り着くことができませんでした。
こうした問題を解決するために、全社共通で利用するポータルサイトの立ち上げに向けて邁進しました。
しかし、単にポータルサイトの見栄えを良くするだけでは、多様なデバイスからの閲覧には対応できたとしても、事業会社制という本来の目的からするとそれだけでは不十分です。何か別の付加価値が付けられないかと考えました。
事業会社ごとの推進力を強化するためには、グループ全社的な情報共有は不可欠です。それらを推進する一つの手段として、社内ポータルサイトの検索性を高められるシステムの導入を検討し始めました。
検索システムの導入にあたり、調査を行っていたところ、ブレインズテクノロジー社の「Neuron ES」が候補に挙がりました。
最終的に1年近く、システムの検討や検証を行いましたが、大きくは以下の理由で「Neuron ES」に決めました。
まずは何といっても、膨大な情報量や検索対象からでも素早く検索結果を返すことができるのは大きな魅力でした。
その上で、検索対象を細かく設定できたり、システムを利用するにあたって必要なリソースが見積りしやすい(サイジング・稼働率など)、情報のクローリング処理が早い(次の日には検索結果に表示される)など、管理者にとって嬉しいポイントが充実しているのも大きかったと思います。
全社共通のポータルサイトは、2021年にベータ版を展開し、2022年4月より全社向けに公開されました。サイト内右上の検索窓に「Neuron ES」を採用しています。(下図赤枠)
実際に検索窓を利用する従業員からは、
・各ポータルサイトの情報を横断的に検索できるので便利
・検索結果で情報のサマリ(概要)を見ることができる
・検索によってこれまで知らなかった資料を見つけられる
といった声も挙がっています。
欲しい情報に辿り着くまでの時間短縮に繋がるだけでなく、新たなナレッジの発見にも貢献しているのではないでしょうか。
全社共通ポータルの公開からまだ日が経っておりませんので、サイトの右上に便利な検索システムが存在するということをまずは全社に向けて啓蒙・周知していきたいです。また並行して、検索対象をさらに拡大していければと思っております。