お客様名 | 千代田化工建設株式会社 |
ご担当部署 | 業務監査部 黒木 啓一 様 データマネジメントグループ 工事管理・データマネジメント部 兼 プラントデータマネジメントセクション デジタルEPC・AWP推進部 高村 正輝 様 石油・化学・新エネルギープロセス設計部 羽田 潤 様 |
導入製品 | Neuron Enterprise Search |
導入時期 | 2017年5月 |
社長直轄の組織横断的な業務改善活動の一環として、部内で使用する社内ファイルサーバの肥大化に伴い、必要な資料に辿り着けないという課題がありました。タスクで、ファイルサーバに保管されたデータの合理的な管理および、サーバ内を効率良く検索するツールの検討を開始しました。
既にお付き合いのある業者の方が開催するカンファレンスに参加したところ、Neuron ESという便利なツールがあると存在と評判を知ったのが最初のきっかけでした。
導入当初は、3部署による試験運用からスタートしました。実際の利用者はもちろん社内のエンジニアからも、これまで時間がかかっていた資料探しが効率良く検索できるので、大変便利だという良い評判が聞こえたため導入を決定しました。
検討にあたり、IT製品・ツールの比較サイト「ITトレンド」のランキングにおいて連続1位の実績も評価しました。いくつかある製品の中でも、事例・実績ともに豊富だったのも導入決定の一つの要因となりました。
当初は3部署での試験運用という形からのスタートでしたが、現在では社内の主要な部署を含む12部署に展開しています。利用者の数も1年間で300名以上と多くの社員が利用しており、特に若手〜中堅の社員から利用されています。検索対象も1000万文書と増加しており、確実に利用も用途も広がっていると感じます。
Neuron ESはファイルサーバ側で設定したアクセス権をそのまま引き継いでくれるため、ファイルの閲覧権限などにおいて特別な権限の設定等は不要でした。その点も管理者側からすると安心できますね。
Neuron ESの導入によって大きく変化したのは、過去資料の有効活用です。これまでは多くの時間を情報収集にかけていただけでなく、情報が見つからなければゼロから資料を作成していました。しかし導入後は、多くの資料が検索によって発見できるようになり、それらを活用しながら資料作成が行えるようになったため、格段に業務効率が上がったと感じています。
実際にNeuron ESの導入が業務効率に繋がったかどうかを見極めるため、社内で利用に関するアンケート調査を実施しています。アンケート結果では、全体の52%もの社員が効果を実感しているとの回答がありました。また週に数回程度利用する社員も利用率の高い部署では66%と非常に高い数字が出ました。
さらに社内でNeuron ESの利用率を上げる施策として、全社会議での発表や、社内のグループウェアで話題として取り扱うなど、地道な啓蒙活動も続けています。
Neuron ESの良さとして、運用や管理に手間がかからないのも嬉しいポイントです。気がついたら検索対象となる文書数が上限近くまで迫っていたなどはありますが、定期的なメンテナンスを含めても最小限のマンパワーで管理できています。
昨今の社会情勢も踏まえて、弊社でも一部リモートワークを実施しています。以前までは周囲の人に気軽に聞いていた情報でも、今はこのNeuron ESを活用することである程度自力で解決できるようになっており、リモートワークにも大きく貢献していると感じます。
社内で利用する他のツールやリポジトリとの連携が行われそれらも含めて検索できると、さらに便利な検索ツールになるのではないかと期待しています。他にも画像に写っている情報をもとに検索が行えるなどの新たな機能にも今後は期待したいですね。
導入時はもちろん、保守においても迅速かつ親身なサポートを頂いております。引き続き管理側・利用する従業員ともに、メンテナンスフリーのようなものであり続けて欲しいなと思っています。