お客様名 | |
ご担当部署 | グループ生産技術本部 生産革新推進部 デジタルエンジニアリング推進室 主査 宮田 昌浩様 グループ生産技術本部 生産革新推進部 デジタルエンジニアリング推進室 IT企画グループ 主幹 大津 尚樹様、 柘植 千智様 |
導入製品 | Neuron Enterprise Search |
導入時期 | 2019年02月 |
当社では、工場の現場メンバだけでなく本社のスタッフも日々生産性向上の実現に向けて活動しています。特に我々生産技術部門では、スタッフ業務の生産性向上(業務効率30%アップ)実現のため、まずスタッフの働き方調査を行いました。その結果、スタッフは資料作成に約28%もの時間を費やしており、更に掘り下げてみると「探す・調べる」ことに多くの時間をとられている事がわかったのです。
我々生産技術部門は、年間複数の新製品の生産準備を行っています。特にオートマチックトランスミッション/ハイブリットトランスミッションの生産ラインの開発及び構築における工程設計業務において、資料作成時には規定類や過去の参考資料等、多くのドキュメントを参照する必要があります。業務の生産性向上には、社内の蓄積された重要な情報源にいかに素早く・簡単にアクセスできるかが重要な鍵でした。
具体的な施策に取り組むにあたって製品調査を進めていたところ、当社で導入している異常検知ソリューション「Impulse」の提供元であるブレインズテクノロジー社が、企業内検索エンジンも提供していることを知りました。また「Neuron ES」はIT製品の比較サイト「ITトレンド」 において年間ランキング1位に選ばれているというニュースも見て興味を持ちました。
いくつかの他社製品も含めて検索エンジンの比較・検討を行いましたが、主に検索スピードの速さとシンプルなUIが決め手となって「Neuron ES」を選定しました。「Neuron ES」の検索スピードは群を抜いています。ユーザーに実際に製品を触ってもらうと一言目には必ず「早い!」と驚きの声が出るほどです。社内の情報源に一刻も早くアクセスしたい、という我々の期待に応えてくれる製品だと思いました。
ファイルサーバとNotesDBを検索対象にし、インデックス数はおよそ3000万件ほどになりました。利用対象者約2000人のうち600人(約30%)は毎月Neuron ESを利用しており、検索数も2000件/月ほどと利用率はかなり高いと感じています。Neuron ESはマニュアル要らずのシンプルで使いやすいツールですが、我々は「検索のコツ」なども含めてマニュアルを作成し社内に展開しました。これが利用率向上に寄与していると思います。
「Neuron ES」の導入効果を定量的に把握するため、月間の利用人数や検索件数等のデータを元に試算したところ、「Neuron ES」導入前と比較して検索時間1,039時間/月の削減効果があることがわかりました。もともと検索エンジン等のツールを使っていなかったこともありますが、「Neuron ES」のおかげで欲しい文書にすぐたどり着けており、情報収集における”探す”行為の大幅な削減ができているのは間違いありません。
「Neuron ES」の検索によって目的の文書に素早くたどり着けるようになっただけでなく、思わぬ文書が見つかるようになりました。社内で「すごい資料が見つかった、ちょっと見て!」という声をよく聞きます。実際に自分も「Neuron ES」で探してみると、検索結果の一覧に欲しかった資料よりもっと良い資料がたくさん出てくることがあり、とても助かっています。
「Neuron ES」は社内の素材探しにも役に立っています。以前、動画素材を作ろうとしていた時にひょっとして社内に同じような動画がないだろうかと「Neuron ES」で調べてみたところ見つかったという事がありました。このような事は何度もあります。おかげでゼロから素材を作る必要がなくなり、素材の作成時間を削減することができました。
「Neuron ES」のサムネイル表示機能はとても便利です。検索結果の資料を都度ダウンロードして開かなくても中身が確認できますし、サムネイルをクリックした時のレスポンスも早いので全くストレスを感じません。また、ツリー表示によるフォルダの絞り込み機能も便利でよく使っています。
「Neuron ES」の検索ヒット率を調べてみたところ98%と検索精度はとても高いのですが、一方でファイル名が少し違うだけで中身はほとんど同じ文書がたくさん検索結果に表示されてしまう事があります。検索をするユーザーが目的の文書に早くたどり着けるよう、事前に検索対象から不要な文書を削除するなど社内の文書体系の整備が必要だと認識しています。
技術と勢いがある会社!
顧客をとても大事にしていただき、親切丁寧に対応していただける。以前ブレインズテクノロジー社を訪れた際、社内がとてもアットホームな雰囲気で、従業員の方が生き生きとしておりとても楽しそうだったのが印象的でした。