お客様名 | 株式会社サカタのタネ |
ご担当部署 | 情報システム部 嶺澤 健一様 |
導入製品 | Neuron Enterprise Search |
導入時期 | 2019年08月 |
社内の情報資産は主にファイルサーバに蓄積されていますが、既存の検索の仕組みでは情報が格納されている場所を探すことも、ファイル名で探し出すことにも時間がかかる状況でした。 このため、記憶を頼りに必要な情報を探さざるを得ない状況が長い間続いていました。
社内の情報資産が年々増えていくと記憶だけで探し出すことにも限界があります。情報を「探す」時間というのは、付加価値を生みにくい時間と考えていますので、社内で多くの「探す」時間が費やされていることに課題を感じ始めました。
この「探す」時間を、新たな検索の仕組みで劇的に解消できないかと考え、2018年頃から企業内検索エンジンの比較・検討を開始しました。社内のリソースを使ってシステムを内製化するよりも「餅は餅屋」で検索パッケージ製品に頼った方が、早くシステム導入効果を出せると判断しました。そこでブレインズテクノロジー社の企業内検索エンジン「Neuron ES」に出会いました。
(写真:サカタのタネの主要品目 トルコギキョウ、トマト、ブロッコリー)
まずはカタログベースで資料を取り寄せて調査をしました。その後、主要な3社に絞って比較・検討を進めていきました。
我々情報システム部門の使命は、組織の機敏性を高める施策をどれだけ打てるかにあります。ドキュメントの検索が自社の利益に直接貢献することはないので、いかにROI(投資対効果)を早く回収できるかが一番重要な選定基準でした。「Neuron ES」は、全文検索・プレビュー機能など必要十分な機能を満たしつつ、当社の規模であればドキュメント数に左右されずに導入コストを抑えられたところが魅力的でした。
情報の検索をする社員はもちろん、システム管理者にとっても使い勝手の良い、 UX(ユーザーエクスペリエンス)を高められるシステムであることが重要です。デモや試用版を借りて画面や機能・操作性をしっかり検証しました。特に管理者用の画面・機能が一番使いやすかったのが「Neuron ES」でした。
独自の工夫を凝らさず導入できたのも「Neuron ES」の魅力です。実装時に試行錯誤を必要とするシステムというのはいずれ使われなくなってしまいますから。「導入のしやすさ」という「Neuron ES」のコンセプトを実感しました。
「Neuron ES」はポータルサイトにリンクを貼って一気に全社展開しました。ユーザーの普段の動線を考えアクセスしやすい場所に設置しています。
新しいシステムを導入する際、ユーザーにシステム操作を覚えてもらうための教育コストも無視できません。「Neuron ES」は操作説明を必要としないくらい扱いやすい製品です。
これまでの仕組みと比較して圧倒的に使いやすく、情報が探しやすくなったという声を聞いています。特に、部門を横断して関わる機会の多い管理系の部署は助かっているようです。導入してすぐに効果を実感できるのは嬉しいですね。
今はまだ、情報基盤のベースとなるツールとして検索エンジンを導入した、という段階です。「Neuron ES」のおかげで素早く必要な情報を検索できるようになりましたが、社内には「Neuron ES」の検索対象外となっている情報がまだ多く残っています。
最近ファイルサーバも安くなっていますが、リポジトリの数は極力少なくして管理コストを減らしたいです。そのためにも将来、情報は統合ストレージに格納していくような活動に取り組みたいと考えています。情報のコモディティ化を目指し、誰もが必要な時に必要な情報にアクセスできる環境を作りたい。「Neuron ES」はスケールアウトにも柔軟に対応できるので、その点は安心しています。
社内にはテキストだけでなく画像も多くあり、業務で画像を使って分析しているユーザーも多くいます。「Neuron ES」はテキストの検索がメインですが、将来は画像検索もできるようになると助かります。
とにかくスピード感のある会社です。 私は仕事においてスピード感を一番重視しているため、営業段階の事務手続きから本番導入までスムースに進められたことに大変満足しています。このスピード感でぜひ、世の中をびっくりさせるような仕組みを作ってください。