お客様名 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ |
ご担当部署 | 技術革新統括本部 ITマネジメント室 システム開発担当 部長 林 路彦様 技術革新統括本部 ITマネジメント室 システム開発担当 課長代理 藤本 浩様 |
導入製品 | Neuron Enterprise Search |
導入時期 | 2018年6月 |
NTTデータのイントラネットには、スタッフ部門をはじめ、各部署などから、それぞれで運用されているWebサイトから日々情報が発信されています。 4万人以上が利用するこの大規模なイントラネットには、企業の歴史とともに、価値の高い過去の資産が膨大に蓄積されています。 情報システム部門である私たちの部署では、社内の各部門で運営されている300以上のWebサイトへのリンクを束ねたポータルサイトを運営しています。
ITマネジメント室では、2006年から別な製品による検索サービスを提供しておりました。しかし、近年インターネットでの検索サイトに慣れた多くの社員から、 社内検索サービスの機能や、結果精度の向上への要望が多く挙がっていました。更に、情報発信頻度の向上により、コンテンツ量の増加が顕著となっており、社員は各Webサイトで発信された過去の情報が探しにくくなっておりました。 また、業種特性上、人の流動が多い事もあり、円滑な業務執行には精度の良いサーチエンジンが必須という状況でした。
このようにインターネット検索の利便性に慣れた社員の要望と、増え続けるデータ環境から、更に検索精度向上へ期待が高まり、検索エンジン刷新の検討に至りました。
(写真左:林様、写真右:藤本様)
(林様)
数万人規模で利用する上での使いやすさ、膨大なデータに対する性能の担保、そしてシンプルに運用する事を目的として、
・検索精度の高いサービスを、使いやすいユーザインタフェースで提供すること
・検索システム全体の構成を、従来より簡素化させること
・発信された情報が、いち早く検索対象となるような収集性能があること
を主要な選定条件としました。
Neuron ESと複数の他社製品で比較検討を行いました。比較検討のプロセスでは、実際に実機での検証に加え、社員の評価も踏まえて選定しました。
4社のエンタープライズサーチ 製品を試用させて頂いたところ、社員からの操作性・検索精度への評価が一番高く、Neuron ESであれば社内の幅広い職種の社員でも受け入れられると考えました。そして、今回我々の要求事項を一番満足するNeuron ESの導入に至りました。
【ユーザ観点】
・試用時のアンケートから検索精度やサジェスト機能、検索結果の表示速度が高評価でした。
【運用観点】
・製品の動作に関する設定項目や、メンテナンス画面がシンプルで高評価でした。
【システム観点】
・試用時に収集出来たWebサイトの件数が他社製品よりも比較的多かったことから、社員へ提供出来る情報量に優位性があると考えました。
【要件との整合性】
・当社独自の高セキュアな認証システム環境でWebサイトの情報が収集出来るかどうかが懸念されましたが、追加のカスタマイズを行うこと無くカットオーバーすることができました。
・以前の製品、また比較した他社製品ではカスタムの必要がありました。多くのシステムを運用する部隊としては、人の流動の観点からも製品に手を入れずにそのまま利用できる事は、重要なポイントとなります。
【迅速な対応】
・初期検討時、社員の試用と本番カットオーバーのスケジュールが遅延せぬよう、各種課題に迅速な対応を取って頂きました。ユーザー視点での回答をいただけたのも重要なポイントです。
このソリューションを導入したことで、社員の検索サービスに対する期待度・信頼度が向上し、従来比で検索数が1.4倍に増加しました。 また、導入後新たに利用対象者となった、数万人規模の協力会社の方への提供も開始しており、情報検索の迅速化に役立っています。 クローリングの速さも日々実感しています。
利用頂いた方々が検索結果に満足頂けるよう、アクセスログなどを分析してゼロ件ヒットを減らす取組や、情報の鮮度向上のため収集頻度アップするなど、さらなる改善を進めていきたいと考えています。
(藤本様)
ブレインズは、技術者を大切にしている会社です。
できるできないを早めにポジティブに回答していただき、またユーザーニーズの実現性を共に考えてくれました。これからも技術とコストのバランスの良い製品に期待します。